3年目の3.11

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3年前の3月11日。
皆さんはどこで何をしていたでしょう。
私は今日と同じように会社で仕事をしていました。

3年という月日は長いようで短く、短いようで長く。

未だに震災当時の音や揺れを思い出すと恐怖感があり、そして夜中に会社で余震に耐えて過ごしたことが怖かったことを思い出します。
されど余震が少なくなった頃からは、その怖さの記憶が当時ほど生々しくはフラッシュバックすることも減り、少し気持ちは複雑です。

震災後に東北を訪れることが何度かありました。
被災した人たちからは、なかなか復興していかないもどかしさや、また地震に襲われるかもしれないという恐れの気持ち、忘れられていくことに対する悲しさなどを聞くこともあり、その度に直接支援する限界を感じたり、どうしたらよいか戸惑う気持ちを感じたり、思うように力になれていないことに心苦しさを感じたりしていました。

震災から1年後くらいからは、被災地に対して出来る限り直接支援できる形でのボランティアや消費を心がけ、思い続けていくように心に留めていますが、それでももっとできることがあるのにできていないなという気持ちが常にあります。

先日、仙台に行ってきました。
現地で合流する予定の友人が関西から訪れるので、仙台空港に迎えに行きました。
普段は新幹線で移動するので空港を利用したことがなく、初めて訪れました。
仙台空港アクセス線という電車が仙台駅から出ていて、こちらにも初めて乗車。

この路線は、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による津波で大きな被害を受けた地域を走行しています。津波が押し寄せ、家が流される様子がテレビで流れていた、あの場所です。仙台駅から仙台空港アクセス線が空港に近づくにつれ、その爪痕がまだ残る風景に、胸が締め付けられる思いでした。
3年という月日が過ぎました。しかし、3年も過ぎたとは思えないような風景。復興には程遠い、その風景に言葉を失います。
しかし、その反面、路線はたくさんの乗客が途中駅で乗り降りし、ずっと満員状態。その場所でも毎日の暮らしが、日常があるということも、改めて気づかされます。
私は何もわかってないなと、反省しました。

節目に考えることは、一人一人にできるとても大事なことだと思います。
考えれば、意識が変わる。
意識が変われば、行動も変わる。
一人の力が小さくとも、それがたくさん集まれば大きな力になる。

できることをひとつずつ。
震災後は、ずっとこの言葉を胸に過ごしています。

一人でできることが少ないとしても、できることをひとつずつ。
それが集まれば、きっと何かが変わるはず。時間がかかっても、きっと何かが動くはず。

現地入りして、そこで食事をしたり、観光地で消費することは直接的な支援になります。
また、現地入りできなくとも、サポートできることはたくさんあります。

●Yahoo!の検索で支援(3月11日限定)

本日、Yahoo!では、3.11.検索は応援になるということで、ahoo!検索で「3.11」というキーワードで検索された方、ひとりあたり10円が、Yahoo!検索から公益財団法人東日本大震災復興支援財団の「一般寄附金」へ寄付されます。

3.11.検索は応援になる
http://promo.search.yahoo.co.jp/searchfor311/

●どんぐりバッヂ支援(三越伊勢丹グループ)

また、昨日移動中に見つけたこちら。

どんぐりバッヂ

どんぐりバッヂ

三越伊勢丹グループは、東日本復興支援活動「瓦礫がれきを活かす 森の長城プロジェクト」 を3月5日より展開しているそうです。
http://www.isetanspecial.com/donguri/(2014.05.01現在リンク切れ、ページが削除されています)

これは、東日本大震災復興のシンボルとして、宮城県南三陸町で津波により塩害等の被害にあった木々から作った「どんぐり」をモチーフとしたバッヂを購入する形のチャリティです。
このどんぐりバッヂのセット作業は南三陸町で行われ、被災地の雇用促進につながっているとのこと。お近くに三越伊勢丹グループの店舗があるようでしたら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
どんぐりバッヂはスギのよい香りがします(^o^)

●購入して支援できる!

現地で水揚げされた新鮮な魚介類や生鮮加工品をはじめとして、現地の商品を購入して支援する方法があります。

“買って・食べて・あげて”被災地支援!
http://www.ganbaro-miyagi.com/shop/
被災を受けた水産加工会社の食品を購入して支援できるサイトが、宮城復興支援センターのページに掲載されています。

助け合いジャパン(3.11復興支援情報サイト)
http://tasukeaijapan.jp/
(「助け合いジャパン」のウェブサイトはありますが、主催者から更新を停止するとの表示があることを、2017年12月11日に確認)

次の1年は、今よりも復興に向けての明るい希望が見えていますように。

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