iPhoneの文字サイズで更新時に慌てる

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自分の親もiPhoneを使っております。
iPhone6sです。
その親が使っているiPhoneのiOSを10.1.1にソフトウェア更新している途中で、ちょっとしたトラブルが発生。
なんと更新時に問題となったのは、文字の大きさ。

私の親は、「設定」→「画面表示と明るさ」→「文字サイズを変更」で文字を大きくして使っています。
このフォントの大きさが故に、更新作業の途中で思いもよらない状態に(-_-;)

通常のソフトウェア更新と同様に、「設定」→「ソフトウェアアップデート」でアップデートを開始しました。
特に問題もなく再起動となり、iPhoneの更新ではお馴染みの「こんにちは」画面が出てきたので”次へ”をタップ。
iCloudの設定も終わり、順調に進むかと思いきや、ここで立ちはだかったのが”Apple Pay”。
この”Apple Pay”はiOS10.1で導入された新しい機能です。

Apple Payの始め方(アップル株式会社)
http://www.apple.com/jp/apple-pay/getting-started/

iPhone 7とApple Watch Series 2を使っている場合は、Apple Payを使ってSuica、クレジットカード、プリペイドカードをこのApple Payに登録しておくことで、NFC機能を使って交通機関や店舗、ウェブ上などで利用できる新しい決済機能が利用できます。iPhone6や6sなどのシリーズでもApple Payを利用できますが、NFCが搭載されていない機種は、交通機関や店舗などをタッチで利用するような、例えば改札でピッ(タッチ)みたいなことはできません。

さて、話しはソフトウェア更新に戻ります。
Apple Payを利用する予定がない場合は、ソフトウェア更新の画面でApple Payの説明画面で次へをタップして表示される、クレジットカードなどの取込画面になっても、そこは”Walletを使って後で設定”というところをタップすると、登録せずとも次の画面に進めるようになっています。

ところが、文字の大きさをかなり大きくしていた私の親。

これまでは更新時に表示される説明画面については文字の大きさは固定されていて、利用者のフォント設定に関わらず指定されている大きさで表示されていました。しかし、なぜかこのカードなどの取込画面の説明フォントだけは大きさが固定されておらず、大きくなってしまった文字が”Walletを使って後で設定”というリンクが設定してあるのでタップできるはずの青い文字の上に、がっつりと説明の文字が乗ってしまって何度触っても、どうやって触ってもタップできない(汗)

なんだこれは!
再起動しようが、パソコンにつなごうが、手元のSuicaカードを枠内に入れてみても、何をしても変化なし。”Walletを使って後で設定”の青い文字に大きくなった文字が被さってしまって押せない状態は変わらない。あ~、なんということだ。直せない自分がもどかしい。

観念して、自宅近くのキャリアのショップに出向いてみました。バックアップしてあるので最悪は初期化すればいいかと思っていました。ゆえに向かったキャリアのショップ。その店の店員が私が持参したiPhoneの画面を見て放った一言が衝撃的。

「あ~、これですね。この症状。結構たくさん来るんですけど、これ、Appleでないと直せないのでAppleに持って行ってください。」

は?そんな大ごとなの?Appleでないと直せないの?メーカーに行かないとダメなの?

むむっ、どうも怪しい。
さらに、キャリアのショップ店員は最寄りのAppleストアすら知らない。Appleストアに行けというならば最寄りの店くらい把握しておいてほしい。どうも怪しい。知らないだけってことはないか?

そこで自宅に戻り、Appleストアに行く前にAppleサポートに電話でまずは確認してみることにしました。

Appleの電話サポートの方は実に丁寧で親切でした。そして、解決策は驚くほど簡単でした。

先程の、”Walletを使って後で設定”に大きくなった文字が被さってしまって押せない状態の画面で、そのカードを取り込もうとしている枠に何かしらのクレジットカードを読み取らせます。読み取らせますが、この読み取りだけでは登録されているわけではありません。まずは枠の中に入ったクレジットカードをただ読み取っているだけです。
すると、次のページに進みます。その読み取ったカードの情報が表示されて登録するか確認する画面が表示されますが、「あとでWalletを使って設定」をタップすれば、読み取ったカード情報は登録せずに、更新作業を先に進めることができます。これだけ。つまり一旦カードを読み取らせれば次の画面に進めました。

それ以降は問題なく設定できて、無事アップデートができました。

以上の経験から、ソフトウェアアップデートする前に行うべきことについての教訓が増えました。
これまでは、
「更新前にバックアップを保存しておく」
というのが大前提でしたが、次からは
「文字の大きさを標準サイズに戻しておく」
というのも追加しておきたいと思います。
これまで何度かソフトウェアのアップデートをしているけれど、このような状態になったのは初めてだったので、おそらく今後は文字の大きさを標準サイズにしなくてもアップデートができるように改善されると思いますが。

それにしても、キャリアとAppleのスタッフによる対応の違いに驚きました。
知識の有無だけでなく、対応の際の言葉遣い、トラブルの聞き取り力など、大きな差があったなぁ。
Appleスタッフの発話には、問題は必ず何かの形で解決できるようにご案内できますので安心してくださいという声掛けもあり、傾聴の姿勢が電話口からもわかるほどだったので、とても好印象でした。勉強になるなぁ。

そして、最新OSに無事にアップデートできた結果、私の親はメッセージに新しく追加されたステッカーというLINEのスタンプのような画像が押せるようになった機能を使い、犬のスタンプをやたらに押してメールを送ってくるようになりました(笑)楽しそうでよかった。苦労してアップデートした甲斐があるというもの。

 

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