国際福祉機器展(H.C.R.2023)レポート パート1

国際福祉機器展2023のエントランス画像
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国際福祉機器展(H.C.R.2023)は、
ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した
介護ロボット・福祉車両まで世界の福祉機器を
一堂に集めたアジア最大規模の国際展示会で
今年は第50回を迎えるそうです。

今回も昨年と同様に東京ビッグサイトを会場とした
リアル展とWeb展の両方の開催となっています。
弊社ではリアル展の会場に赴きましたので、
現地で見学したことをレポートでお届けします。

第50回国際福祉機器展 H.C.R.2023 開催概要

国際福祉機器展ホームページ
https://hcr.or.jp/

国際福祉機器展 H.C.R.2023
会場・東京ビッグサイト 東展示棟1〜6ホール
会期:2023年9月27日(水)〜9月29日(金)
10:00〜17:00(9月27日及び28日)
10:00〜16:00(9月29日最終日)
なお、Web展は以下の期間、開催されています。
2023年8月28日(月)~ 10月30日(月)
※閲覧方法など、展示会の詳細は上記の国際福祉機器展ホームページでご確認ください。

福祉車両見学レポート パート1

今年の国際福祉機器展のリアル展に出展していた自動車メーカーは、
「スズキ」「マツダ」「日産」「トヨタ」でした。

昨年出展していた「ダイハツ」は、リアル展の出展はなく、
Web展での出展に。また、「ホンダ」に関しては、
リアル展、Web展のいずれにも出展されていませんでした。

それでは、パート1として、まずは今回見学した
「スズキ」「マツダ」の展示について
ご紹介していきます。

スズキ|SUZUKI(スズキ株式会社)

スズキ福祉車両「WITHシリーズ」から、
以下のラインナップが並んでいました。
・スペーシア 車いす移動車
・エブリイワゴン 車いす移動車
・エブリイ 車いす移動車
・ワゴンR 昇降シート車

昨年も感じたことですが、車いすを積むための
スロープの長さや角度などがフロアにわかりやすく
表示されていてとても見やすいと思いました。

また、ワゴンRのドアに貼り付けられた表示には
「背もたれ角度電動制御」と
書かれており、実際にサイドシートの
昇降シートの試乗をさせてもらいました。

助手席が車外にスライドしており、
とても乗りやすいと感じました。

シートに座って専用フットレストに両足を乗せた後、
リモコンの「上」ボタンを押すと、
車内にスライドしていきます。
その時にドア開口部に頭部がぶつからないよう
背もたれが微妙にリクライニングし、
通常位置にセットした時点でリクライニングが
自動的に戻るようになっています。

その後、自分の好きな位置に背もたれをセットしても、
降車時は自動的に背もたれを調整して、
乗車時と同様に頭部への配慮がされる仕組みです。
小さい車体ながら様々な工夫がなされていることが
実感できた体験でした。

実際に動いている様子など、
詳しくは以下のページでご確認いただけます。

WITHシリーズ ワゴンR 昇降シート車 | スズキ
助手席昇降シートが乗り降りしやすい位置まで、昇降・回転・スライド。スズキ WITHシリーズ ワゴンR 昇降シート車 の公式サイトです。WITHシリーズ ワゴンR 昇降シート車の魅力をご紹介しています。見積りシミュレーションもこちらから。
www.suzuki.co.jp

マツダ|MAZDA(マツダ株式会社)

マツダのブースは、去年と同様、
車いすユーザーも含め結構な人出。

マツダが展開している福祉車両の中から、
Self-empowerment Driving Vehicle
(手動運転装置車;略して「SeDV」)
に絞った内容であることは去年と同様ですが、
今回は3台の紹介がありました。
CX-30 SeDV(参考出品車)とMX-30 SeDV、
ROADSTER SeDVです。

なんと、来年発売予定の「CX-30 SeDV」が登場!!

マツダの展示はとてもスタイリッシュです。
そのようなおしゃれな雰囲気のブースの真ん中に
ドーンとCX-30が鎮座していました。
あまりの大きさ、迫力に圧倒されました。
やはり見学者からも大層な人気で、乗車体験希望者も多く、
うまく写真を撮ることができず(汗)
その中でも何枚かはご紹介できそうなので掲載します。

まずは、こちらがROADSTER SeDVの
運転席の様子です。

そして、下の画像は、CX-30の運転席の様子です。

CX-30の外観はこちら。

SeDVがどのような仕組みかわかる展示もありました。

マツダのニュースリリースによると、
SeDVは2021年に発売した「MX-30 SeDV」同様に、
手で直感的に加減速を行う「アクセルリング」と、
「レバーブレーキ」を採用し、意のままに操れる
手動運転を実現しているのだとか。
また、手動運転とペダルによる運転操作の選択が
簡単に行えるので、家族との運転スイッチングも
可能になるそう。

3台のSeDV展示のほか、
シミュレーションコーナーでは、
elf-empowerment Driving Vehicle装置が置かれており、
実際にアクセルリングやレバーブレーキなどが
体感できるほか、大学生やパラアスリート、
障がいのある方々と共に実施したSeDVに関する
ワークショップの内容を紹介する
パネル展示などもありました。

全体的にシックでかっこいい会場インテリア。
そのため、照明が暗めなことで少々文字が読みにくい、
車両が前面に出ていて説明展示は小さいといった、
展示として気になる点は若干あるものの、
それすらいつものマツダだ、ブレてないなーと
思わせるブース作りとなっており、
多くの来場者を魅了していました。

なお、今回の展示車両については以下をご参照ください。

・MAZDA ROADSTER Self-empowerment Driving Vehicle

MAZDA ROADSTER|SeDVのポイント – 福祉車両|マツダ
ロードスターの福祉車両 Self-empowerment Driving Vehicleは、左右の手のみで操作可能な、走る歓びを全身で体感できるスポーツモデル。運転席への乗り移りをよりスムーズにする「乗降用補助シート」や、車いすを助手席に収納するための「車いすカバー」もオプションでご用意しています。
www.mazda.co.jp

MAZDA MX-30 Self-empowerment Driving Vehicle

MAZDA MX-30|Self-empowerment Driving Vehicle – 福祉車両|マツダ
MX-30 Self-empowerment Driving Vehicleは、手動運転機能と通常運転機能の切り替えが簡単に行え、友人やご家族と簡単に運転を交代しながらドライブが楽しめます。
www.mazda.co.jp

以上、「スズキ」と「マツダ」のレポートをお届けしました。
「日産」と「トヨタ」のレポートは、
国際福祉機器展(H.C.R.2023)レポート パート2
でお届けします。

国際福祉機器展(H.C.R.2023)レポート パート2
https://s.willing-net.com/wp/?p=4759


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