気をつけなはれや!

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今日、会社に出社して届いていた郵便の中に
50円の普通はがきに印刷された、こんなハガキがありました。

「民事裁判通告書」

まず最初に思ったのが
「裁判の連絡って、こんな届くか届かないか不確かな
はがきで届くのか?」という疑問。

内容を読んでみました。

どうやら民事訴訟裁判開始の通告と書いてある。
契約不履行だとか差し押さえとか、怖い文字が並びます。

あれだな、ここでビックリしちゃう人
多いんだろうなぁ。私も結構ドキドキしたもの。

さらに読み進めてみると
個人情報保護のため、詳細は当局までご連絡くださいだって。
当局ってのがどこか見てみると
「東京管理事務局」
だそう。
何?東京管理事務局って。大雑把な名前だなぁ。
だからそれっぽいって思えちゃうんだろうなぁ。
何の管理なのよ、いったい。

ひとしきり脅しの文章が続いたあと
裁判取り下げ期日が記載されている。
平成21年5月25日。
あらら、今日じゃない。
ありえない。

そう、ここまでの流れでお分かりかと思いますが
これは、振り込み詐欺のはがきバージョンです。

ネットで検索してみると、記載されていた住所は
公園なんだとか(笑)
青空教室ならぬ青空管理局か・・

といっても、笑いごとではありません。
実際に記載されている電話番号に電話をかけてしまい
被害にあった方がいらっしゃるとのこと。
要注意です。

私に届いたのは、上記のような内容ですが
いろいろなバージョンがあるようです。

裁判に心当たりがないとき、あるいは不安なときは、
まずはネットで検索したり、
消費生活センターなどで相談してみるとよいと思います。

ネットで検索する際には「架空請求を行う事業者」と入力すると
都道府県によっては、このような業者をリストにして公開している
ところがありますので、それも参考にするとよろしいかと。

私も検索してみましたが、ずばり同じハガキの画像が
架空請求の見本として出ていました。

どうしたらよいかわからないとか不安なときは
周りの方に相談してみることだと記載されていました。
今の時代、隣近所との付き合いが少なくなったこともありますが
裁判なんて書いてあると、なかなか相談できないものです。

だから、まずはこうした内容の書面が来たときは
本当かなとちょっと疑ってみるのがよいのかもしれません。
ポイントは確認中に記載されているところに電話をしたり
出向いたりしないこと。
これを機に、本当の書類はどうやって届くのか知るってことも
身を守る知識をつけるという意味ではよいかもしれません。

電話にしろ、メールにしろ、
はたまたこうしたハガキなどの郵送物にしろ
手を変え品を変え、いろいろやってきて
実に面倒くさいですね~。

会社に届くメールでも、スパムメールの多いことといったら。

弊社などはホームページ上にメールアドレスも公開しているので
そこにもどっさりとやってきます。
スパム除去の仕組みである程度は取り去れても
新しいものもやってきてイタチごっこ。
困ったものです。

今日のブログのタイトルに書いた
「気をつけなはれや!」
というのはお笑いのWエンジンというコンビの決め台詞。
まさに、皆様
「気をつけなはれや!」
でございます。

私も勉強になりました。

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