「塩いか」を超えて

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イカが好きだ。近しい人から「イカ星人」と呼ばれて久しい。

我が故郷では、贈答品として「塩いか」なるものを、
立派なギフトボックスに入れて贈る。

発音は”シオイカ”よりも”ショイカ” がベター。

塩いかとは?

信州の「塩いか」とは違い、塩はつめられていない。
いわゆる「いか」の塩干物なのだが、大きさは脚を含めて大きなもので全長50cmほど。
これを軽くあぶって食べる。
たいそう肉厚で、食感は生イカを軽く焼いたものに近く、
やわらかく水分も含んでいる。
いわゆるカラカラの「スルメ」とは全くことなるものだ。

酒肴として、遠足のお供として、お茶請けとして。
我が家の食生活には欠かせないものだった。

で、故郷を離れたいま、母から送られてきた「塩いか」が
常に冷蔵庫にストックされている。
オーブントースターでちょこっと焼くだけでいいので重宝している。

そう。
イカ星人にとって「塩いか」こそが干物・珍味系イカ類では
ダントツでNo.1。そう思っていた。

ところが、先日、両親との家族旅行の時、父が無類のイカ好き娘の
ために買ってきてくれたブツが、その思いを変えた。

・・・・つづく

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