「有限会社」は過去のもの?

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ILLUSION inc

 

弊社は、有限会社ウィリングです。

この「有限会社」、Wikipediaで検索すると、冒頭に

「有限会社(ゆうげんがいしゃ)とは、日本において過去に存在した会社の形態の1つである。」

と記載されています。

過去か。過去なのか?

少し話を戻します。

 

今でこそ、「1円から起業しよう」的な本があふれていますが、

弊社が設立した当時、株式会社は資本金として1000万円以上、

有限会社でも300万円以上が必要でした。

設立する際に、この手続きの過程がなかなか大変で、

今のように、起業することが容易ではなかったので、

資本金を一旦預けるのでさえ、銀行の審査が厳しくて本当に大変でした。

 

2006年5月1日に施行された会社法の変更に伴って、

有限会社法の廃止により有限会社制度は廃止されました。

ただ、有限会社は「特例有限会社」として、

従前のメリットや制限などをほぼ保持したままとなります。

 

結果として、定款変更を行い、

特例有限会社の解散登記と株式会社の設立登記を経て

通常の株式会社となることを選択しない限り、

有限会社として存在することは可能です。

ただし、新たに特例有限会社を設立することはできなくなりました。

つまり、有限会社自体は過去のものというわけではないけれど、

新しくは生まれないということですね。

 

かつては、有限会社の「有限」という単語を見て信用度が低いなどと

思われることもありましたが、最近ではそのような誤解はあまりなく、

逆に「有限会社」は現存している企業だけというレア感と

新会社法施行以前から存在するため、

長く運営できていることが評価されるという点にも

着目していただけるようになりました。

 

Wikipediaの特例有限会社の頁にメリットとデメリットの記載がありますが

弊社のような業務内容の小規模事業としては、運用上において

メリットのほうが大きいかなと考えています。

どこもそうだとは言い切れないけれど、弊社はそうかな。

 

今後も月日を重ねていき、年代もののワインのように

レア度が増すように(笑)

これからも丁寧に過ごしていきたいと思っています。

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